大きいことはいいことだ
「大きいことはいいことだ」というCMソングがあった。
既に故人となられたが、山本直純さんという
豪快なオーケストラ指揮者が出演されていた。
いろいろなバージョンがあったと思うが、
一抱えほどもある大きな筆で大地に向かって
何か書きなぐっているシーンが特に印象的であった。
その後、「オーケストラがやってきた」
という番組の司会&指揮も務められ、
日本の子供達の音楽水準の向上に寄与されたことは、
衆目の知る処だ。
その生涯にわたってとにかく大きいことが大好きな人だった。
年末の大阪の風物詩の一つにサントリーの「一万人の第九」というのがある。
今や、世界的指揮者になられた佐渡裕さんで
有名である同イベントはもう30年続いているという。
この第一回目を指揮したのが何を隠そう山本直純さんなのだ。
開催にあったては賛否両論あったであろう。
東京なら考えられない。
一万人も集めて何をアホなことやらかすんかいなー
と呆れつつもいっちょやったれやの大阪人の
ノリがあったればこその成功である。
いやはや夢はデカいのが良い。